当院のマウスピース矯正の種類
マウスピース矯正(インビザライン)はこのような方におすすめです
インビザラインとは?
「歯並びは気になるけど、矯正装置を装着することには抵抗がある」という方におすすめなのが、「インビザライン」です。「インビザライン」とは、アメリカ・カリフォルニア州サンノゼを拠点とするアライン・テクノロジー社が1999年より提供を開始したマウスピース型の矯正装置のことで、アメリカ以外にもヨーロッパやアジアなどでも多数の治療実績があります。もちろん、国内でも多くの患者様が「インビザライン」による矯正治療を受けられています。
透明なマウスピース型の矯正装置なので、装着しても目立つようなことはありません。また、患者様自身で簡単に取り外せるので、歯磨きなどの毎日のケアも、きちんと行って頂くことができます。さらに、従来の矯正装置と比べて痛みなどの違和感が少なく、金属を使用しないので、金属アレルギーの方でも安心してお使い頂けます。
インビザライン・システム
インビザライン・システムとは、最新の歯科矯正理論と、アライン・テクノロジー社独自の3D画像化技術のほか、CAD/CAMなどの最先端の技術を融合させた歯科矯正治療システムで、世界40ヶ国以上の国々で提供されており、9万人以上の歯科医師がこのシステムによる治療を行うための認定を受けていて、さらに2015年3月の時点で累計310万人以上の患者様が治療を受けられています。
インビザライン・システムでは、「クリンチェック・ソフトウェア」というアライン・テクノロジー社独自の3D治療計画ソフトウェアにより、矯正治療開始時から終了までの間、患者様の歯がどのように移動していくのかを確認して頂くことができます。治療計画についてはインターネットを通じてアライン・テクノロジー社と歯科医師がやり取りした上で策定され、誤差のない正確なマウスピース型矯正装置が作製されます。
2週間ごとにマウスピースを変更していきます。
マウスピース矯正の特徴
透明なマウスピース型の装置なので、装着しても目立ちにくい
従来のワイヤー矯正治療では、お口を開けた時に目立ちやすい金属の装置を使用するのが一般的でしたが、インビザラインは透明なマウスピースなので、お口を開けた時に装置が目立つことがなく、矯正中であることを人に気づかれにくいです。学生の方や営業職や接客業など、人前でお話をする機会の多い方やスポーツをする方にもストレスが少なく矯正治療を受けて頂くことができます。
患者様自身で装置を簡単に取り外すことができる
ワイヤー矯正は、ブラケットを歯に固定しているので治療中の歯磨きなどのケアを適切に行うことが難しく、矯正中に虫歯や歯周病・口臭などの病気にかかってしまうことがあります。インビザラインは、患者様自身で簡単に取り外すことができるため、毎日の歯磨きもきちんと行って頂けるので不快感なく虫歯や歯周病・口臭に悩まされず常に清潔に歯を保つ事が出来ます。お食事の時にも取り外せるので、治療前と同じように美味しく味わえます。
口腔内を傷つけたり、口内炎になったりするリスクが低減できる
従来のワイヤー矯正は、歯の表面または歯の裏側にワイヤーを固定してしまうため、唇や舌に矯正装置が擦れて傷や口内炎が出来たり、歯の動かす幅が大きいため強い痛みを伴うことがあります。インビザライン矯正で使用するマウスピースは、柔らかく滑らかな素材で作製されるので、唇とマウスピースが擦れにくく、歯を少しずつ少しずつ動かすので矯正の痛みは大変少ないです。口腔内を傷つけたり、口内炎になったりするリスクが大幅に低減できます。
インビザラインの特徴
3Dソフトで治療終了までの歯の動きが確認できる
インビザラインは、【クリンチェック】という歯の型取りをした後、患者様の口腔内を3Dソフトで精密に治療計画を作成します。マウスピース作製前に矯正治療開始時から終了までの間、患者様の歯がどのように移動して歯並びが改善していくのかを矯正前に事前に確認して頂くことができます。クリンチェックの際には、患者様とご要望にしっかり近づける為にしっかりカウンセリングさせて頂いています。クリンチェック後にマウスピースを作製致します。
歯の型取りにともなう患者様のご負担が軽減できる
インビザラインでは、通常1回の精密な型取りで治療完了までの全てののマウスピースを作製するので、ご来院回数が少なく、患者様の型取りのご負担を軽減することができます。
約2週間に1回マウスピースを取り換えるので、口腔内を清潔な状態に保てる
インビザラインの治療オプション
インビザラインには、一般的な矯正治療が適応となる「インビザライン・フル」のほか、軽度の不正咬合や歯並び、MTM治療などが適応となる「インビザライン・ライト」、軽度のMTM治療や後戻り症例などが適応となる「インビザライン・i7」、永久歯列が未萌出、または萌出途中にある10代の患者様への治療が適応となる「インビザライン・ティーン」といった4つの治療オプションがあります。
インビザライン・フル
インビザライン・フルは、インビザライン治療のスタンダードな方法です。基本的にインビザラインという時には、このインビザライン・フルのことを差します。出っ歯、受け口、乱ぐい歯など、広範囲の不正咬合や歯並びの乱れに適応していて、上顎、下顎のどちらか一方、あるいは両顎の治療に用いられます。マウスピースの作製数や、歯の移動範囲などに制限がなく、修正も複数回行うことができます。
矯正終了後に、更に歯並びのご要望が出た場合や部分的に動きの悪い歯があった場合などで追加で矯正治療をされたい場合は、5年保証がございます。
保証期間中は余分な費用がかからず、矯正を継続することが出来ます。
インビザライン・ライト
インビザライン・ライトは、軽度の不正咬合や歯並び、MTM治療、部分的またはコンビネーション地調や補綴前処置などに適応する治療オプションです。基本的に14ステージ(1ステージ2週間)までのマウスピースが作製されますが、14ステージで満足な効果が得られなかった場合には、保証制度により再度14ステージまでのマウスピースを作製することができるので、最大24ステージまで作製することができます。また、クリンチェックの承認前であれば「インビザライン・フル」に変更することも可能です。
インビザライン・7i
インビザラインi7は、「インビザライン・ライト」よりもさらに軽度の不正咬合や、軽度のMTM治療、後戻り症例などに適応する治療オプションです。歯の移動は前歯に限定され、最大7ステージ(1ステージ2週間)までのマウスピースが作製されます。クリンチェックの承認前であれば、「インビザライン・フル」「インビザライン・ライト」に変更することも可能です。
インビザライン・ティーン
インビザライン・ティーンは、永久歯列が未萌出、または萌出途中にある10代の患者様への治療が適応となるオプションです。これまで「インビザライン・フル」では適応外であった10代前半の患者様でも、このオプションにより治療を受けて頂くことが可能です。早期に治療を開始し、歯列を広げながら矯正が行えるため、抜歯せずに不正咬合などを治療できる確率が高くなります。
マウスピース矯正の流れ
1カウンセリング
ゆっくりと時間をかけて、患者様から歯並びに関するお悩みや、ご希望などをおうかがいします。必要に応じてレントゲン検査、CT検査などを行います。
2精密検査
口腔内の検査(虫歯や歯周病の有無、歯並び、噛み合わせ、顎の状態の診断など)、頭部X線規格写真(セファロ)の撮影、口腔内写真の撮影、顔貌写真の撮影、歯の型取りなどの精密検査を行います。それらの検査結果をもとに、治療計画を作成します。
3マウスピース作成用の型取り
精密検査時の型取りとは別に、印象材を用いて精密な歯の型取りを行います。
4歯の動きをシミュレーション
インビザラインを提供するアライン・テクノロジー社が、レントゲン画像、口腔内画像、歯型などをスキャンし、患者様の歯並びを3Dデジタル化します。さらに、そのデータや歯科医師の治療計画をもとに、矯正治療開始時から終了までの歯の動きの3Dシミュレーション(クリンチェック)を作成します。
それらの画像は、インターネットを通じて歯科医師に送信されるので、患者様にもご覧頂きながら治療計画などをご説明します。
エースは石膏模型で治療前と治療完了目安をシュミレーションします。
5一般歯科治療
虫歯、歯周病などの治療が必要な場合には、発注したマウスピースが届くまでの期間を利用して、一般歯科治療を行い、口腔内を健康な状態にしておきます。
6マウスピースの発注
最終的な治療計画を決定した後に、患者様の同意のもと、マウスピースを発注します。
7矯正治療開始
発注したマウスピースが届いたら、装着方法やケア方法、注意事項などをご説明させて頂きます。
8定期健診
定期的にご来院頂き、マウスピースの使用状況や、口腔内の状態などを確認します。
9治療終了
すべてのマウスピースの装着が完了したら、最終的な歯並びや噛み合わせなどを確認します。
10保定
移動した歯の後戻りを防ぐために、歯並びが安定するまでの間、保定装置(リテーナー)を装着して頂きます。また、保定期間中も定期的にご来院頂き、歯の後戻りの有無や口腔内の状態などを確認します。
インビザライン作製の流れ
1患者様の両顎のPVS印象を採得します(精密な歯の型取り)
2処方書および治療に必要な患者様の記録を作成し、アライン・テクノロジー社にデーターを郵送します。
3アライン・テクノロジー社に送信したPVS印象はCTスキャンによってデジタル化され、3Dセットアップモデルがコンピュータ上に具現化されます
4アライン・テクノロジー社が独自に開発したクリンチェック・ソフトウェアにより、矯正治療開始時から終了までの歯の動きの3Dシミュレーション(クリンチェック)が作成されます。
5作成されたクリンチェックの内容を確認します。クリンチェックでは、治療開始時の噛合状態や、治療終了時の状態、歯牙移動の途中経過など、様々な治療ステージをあらゆる角度からコンピュータ上で確認・検討することができ、さらにアライン・テクノロジー社に対して変更を指示することもできます
6クリンチェックの内容を患者様にもご確認頂き、ご承認頂きます
7クリンチェックにご承認頂ければ、各治療ステージのマウスピースの基となる光造形モデルが作製されます。その後、アライン・テクノロジー社独自の高い技術により、治療に使用するすべてのマウスピースが作製されます
8マウスピース完成後、矯正をスタートして頂きます。