こんにちは!
衛生士の武田です
今日は皆様に是非知っていただきたい大阪ITRデンタルクリニックが行う滅菌管理についてお話しします。
①超音波洗浄機
通常では落としきれない、細かな汚れを超音波によってしっかり落とします。
例えば、根管治療に用いるリーマーと呼ばれる、歯の根に直接入れる器具は、細かい溝が多数あり、その溝に神経細胞や血が付着したす。
また、歯を削るダイアモンドバーなども細かくボコボコしており、歯の削粉や細菌が付着します。
超音波洗浄を行うまえに、大きな汚れを取り除く為に血やたんぱく質を分解する薬液に浸けた後、しっかり水洗いし超音波洗浄機で残りの汚れを落とします。
皿洗いなどと同じようにスポンジで洗うだけでは、ちゃんと洗浄することは出来ません!
②個別滅菌パック
丁寧に洗浄された器具は、そのままむき出しの状態で保管はしません。
よく、歯医者さんの治療チェアのテーブルに、ずっと置きっぱなしのむき出しの状態で歯を削るバーなどが置かれていることがありませんか?
この状態で使用していれば、いくら気をつけていても、間違いなく、空気中のホコリや削粉や水が飛び散り、付着します。
そこから感染が起こる可能性があります!
医療機関は清潔な環境がなによりも大切です。
当院では、患者の皆様に清潔で気持ちよく治療を受けていただく為に、患者様ごとに使用する器具を個別滅菌パックしています。
使う時にパックを開ける為、安全に器具を使用できるよう管理しています。
③高圧蒸気滅菌器
個別滅菌パックをした器具類は、その後高圧滅菌器に入れて、最終滅菌を行います。
エルクレーブ・オートMAC-260 を当院では使用しています。
温度と圧力を調整し、飽和水蒸気を作ります。高温加熱することで治療器具を滅菌する機械です。
一時期、新聞やTVなどで問題になりました歯を削る際に使用するタービンやコントラという機械を滅菌せずに使いまわささにしていると批判がありました。
これは、ほとんどの歯医者が充分な数のタービンやコントラを持っていない為、一人一人滅菌する時間がない、滅菌をかけすぎると壊れやすいという理由からあまり滅菌ができていないようです。
私達は、そのような衛生上のご心配をお掛けしたくはありません。
ITRでは、タービンやコントラを充分な数を用意していますので、患者が使用した後、一人一人高圧滅菌しています。
安心してくださいね。
①〜③の工程を、一つの器具を使う度に行っています。
様々な機器や消毒液を正しく使用し、器具の消毒・滅菌を行っています。
全ての患者様に安心して、安全な治療を受けていただきたいと考えているからです。
皆様に、当院の消毒・滅菌の管理方法を少しでも理解していただきまして、安心して通院してくださると幸いです